あまりにも意味不明な不正行為が行われました。
第62回東日本学生シングルス選手権大会で失格処分
複数の選手による不正行為が行われたのは、第62回東日本学生シングルス選手権大会という大会。
通称、東日本インカレ。62回も続く、伝統のある大会です。
東日本の学生の中で、シングルス1位を決める大会だけあって、ハイレベルな大会。
どのスポーツもですが、ソフトテニス界も、大学生で日本代表となるような若くて実力のある選手も多いので、ハイレベルな大会です。
そんな、いわゆるちゃんとした公式の試合において、シングルスの大会なのに、ダブルスの試合を勝手にして勝敗を決めたという意味不明な不正行為が発覚。
失格処分を受けたようです。誰が失格となったのかは明かしていませんね。日本代表だった2名は関わったことがソフマガで確定しました。
不正行為の内容
さて、どのような不正行為が行われたのかについて。
まずは以下の文章を読んでください。
出典:日本学生ソフトテニス連盟
なるほど。意味が分からん。てか、「同じようような」って、誤字あるのは慌てて作ったからだろうなぁ。
これを読んで意味のわかる方は果たしていたのだろうか…。
公的な堅っ苦しい文章って嫌いなんですよね…。
わかりやすく書けば良いものを、あえて難しい言葉で書くことで、理解できる人を減らし、批判を減らそうとしてるのが透けて見えるので、嫌いなんです。(私の読解力が低いだけ)
まあそれは置いといて。
この文章の意味を私なりにわかりやすく解釈してみました。※あくまで私が考えただけです。
選手は友達同士。「シングルスなんかより、ダブルスで勝敗決めようぜ!」
👇
「審判!ジャッジペーパーのスコアは、ダブルスの結果を書いといてね!
👇
勝手にダブルスの試合をする。
👇
審判だった学生が、試合後に自分のチームの監督に相談。(その場で断り切れなかったか、あとから良心の呵責?)
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不正行為が発覚。
って感じなのかな…。
ダブルスの大会なのにシングルスをした???
そもそも今回の大会の競技はシングルス。
1対1の試合です。(ソフトテニスは硬式テニスと違い、ダブルスが中心。)
そして、団体戦ではなく個人戦。
間違いなく、1対1の試合を行う大会ですね。
なのに…
どういうことか、勝敗をダブルスで決めた、と…。
ソフトテニスの大会は、ローカルな大会以外なら、セルフジャッジではなく、正審と副審の2名が審判につくのが普通です。大きい大会ならさらに、複数人の線審がついたりもします。
↓
twitterで教えてもらったのですが、シングルスの大会だと副審がつかないことも多いみたいです。
私自身は、大学時代は体育会の部活ではなく、サークルで活動していたので、一般のシングルスの大会は出たことがありますが、インカレなどの、大学生だけのシングルス大会だと、副審いないのが当たり前なのかも?
一般で、公式なシングルスの大会に出た際、敗者審判で副審をした記憶があったのですが、もしや記憶違いだったのか…?
気になってyoutubeで複数のシングルスの試合を見直しましたが、最高峰の大会、全日本シングルスとかだと、大会序盤から副審がいますね。
でも学生だけの東日本インカレとかだと、準々決勝でも、副審がいないような試合動画もあります。
どうやら、東日本インカレに関しては、準決勝以降は副審もつくようです。
東日本インカレではなく、インカレ、準決勝でも副審いないんですね。
審判の配置を確認するために試合を見るのって新鮮…。
年度によっても違うのかもしれないけど、どうやら副審は学生の大会において、省かれることも多いようです。
不正が行われた試合は、おそらく大会序盤のほうでしょう。日本ソフトテニス連盟がはっきり何回戦で不正など報告しないので憶測になりますが…。
副審がいないとしても、選手2人以外の、1人は正審として試合に参加するわけです。つまり計3人。(ダブルスだったら副審がつくことがほとんどなので4人)
なので、不正にダブルスの試合を行おうとすれば、審判1人も含めた最低でも5人で結託する必要があります。
私がもし、「俺たちダブルスの試合で勝者決めるから!ジャッジペーパー(審判用紙のこと)は適当にダブルスの結果を書いといて!」とか本気で言われたら
知り合いの選手であっても、「こいつ何言ってんだ?やべえ奴だから、今後あんま関わんないでおこう」となりますね。
というか、こんな意味不明なことを真面目に頼まれたら怖いです。
知り合いでなければ、なおさらドン引きですし、周りにも言いますね。あいつ、ちょっと感覚が違うから、気を付けたほうがいいよ、と…。
そんなにシングルスしたくないなら、棄権すればいいのに…。なんでシングルスの大会に申し込んだんだろう。
自分もシングルスよりは、ダブルスのほうが見るのもするのも好きだけどさあ…。
小学生でも、シングルスの大会なのに勝手にダブルスなんて考えませんよ、マジで…。言うとしても冗談で、普通は実行なんかしません。
このせいで日本代表が変更になっちゃいましたね…。
体育会系の男性って、ノリが幼いところがありますが、強豪と呼ばれるようなソフトテニス部もそんな感じなんだろうか…。
まあ、がっかりです。
幼稚すぎるし、マイナースポーツである、ソフトテニス(オリンピック種目に入れてもらえない)が日の目を見るためにも、かかわってしまった選手たちは反省して、二度と繰り返さないようにしてもらいたいですね。
ちなみに、私がソフトテニスを始めたきっかけはこの記事の通り。
コメント
再発防止策はどのようにするつもりなのでしょうか?
すぐに考えられることとしては、外部からのチェック機能を導入することですが、(仮にそうするとしても)マトモに運用できるのでしょうか…。(何をもって「外部」とするのか?また、どのようにしてチェックするのか?etc.)
(ふと思いついたことなのですが、)過去にソフトテニスに携わったことがあり、かつ、それなりの大きな規模の組織の中で責任のある立場にいらっしゃる方に助言をいただくというのはどうでしょうか?(大切なのは、「(全くの未経験でもなければ現役でもないという)適度な距離感」を持った方にも関わってもらうことだと思います。)
例えば、現在、DeNAでオートモーティブ事業本部スマートドライビング部の部長をされている川上裕幸氏は、私の知る限り(いわゆるトッププレーヤーではないものの)中学〜高校〜大学までソフトテニスの競技経験のある方です。
このような方に、再度、何らかの形でソフトテニスに関わっていただくのは、ソフトテニス界の将来にとっても有用だと思うのですが…。
AIとIoTを活用して交通事故が減るように。プロジェクトリーダーが語る、DRIVE CHARTができるまで
https://dena-automotive.com/members/kawakami/
物流最前線 DeNAの挑戦・交通事故のリスクをAI×IoTで削減
https://lnews.jp/2019/08/l080003saizen.html
以上、駄文失礼いたしました。
返事が遅くなりました。コメントありがとうございます。
実はまだ、具体的な再発防止策というのは日本学生ソフトテニス連盟から発表されていないですね…
最近、問題に対しての特別調査委員会が発足されたばかりなので、今はまだ調査の段階のようです。
おっしゃるような「外部」の考え方、個人的にはすごくいいと思います。
貼っていただいたURL、読みました。
野球は全然詳しくないのですが、このような方がいるのですね。
確かに、川上氏のような競技経験があり、立場のある方にも入っていただきたいものですが、特別調査委員会にそのような方はちょっといなさそうですね…。
ただ、男性のソフト手に部監督ではなく、女性のソフトテニス部監督を調査委員会に入れた点は評価できるかなと。
また、ブログに書いていきたいと思います。