この記事でも触れたように、ソフトテニスの大学生の大会において、集団での不正行為があり、失格者が出る事態に。
そしてその影響からか、日本代表のメンバーも変更になってしまいました。
日本代表2名が辞退により、メンバー変更
変更メンバーは以下の通り。
出典:日本ソフトテニス連盟
ちなみに、早稲田大学からは、もう1人、内本選手が日本代表に選出されていますが、彼は辞退していないようです。
なので、「自分は関係ないけど、連帯責任で辞退した」というわけではなさそうですね。
連帯責任であれば、通常なら早稲田大学全員が辞退となるはずでしょうし…
しかもマイナースポーツとはいえ、国際大会ですからね。
野球部の不祥事とか、関係ない子まで連帯責任で、大会に出られなくなったりしますよね。まあ野球そのものが団体戦の競技というのもあるけど。
辞退した選手の一人は、twitterに、急に迷惑をかけたことについての謝罪をツイート。コメント欄では様々な意見が飛び交っています。
謝罪はしたものの、何をしたから謝罪しているのかなど、具体的な内容は一切不明。
不正行為に関わっていたからの謝罪と捉え、コメント欄で過激な意見を書く人もいますね…。
現時点では誰が、どのように不正行為に関わったのかが不明ですので、まだなんともいえません。
もしも代表辞退の理由が、東日本インカレでの不正行為ならば、日本連盟は明らかにすべきだと思います。
というか、今の時代、完全に隠し通すなんて無理ですよ。
大会会場にはたくさんの人がいるんだから。
後からつつかれてボロが出るより、さっさと内容を明かして、反省して改善します、としたほうが許してくれる人が増えると思うけどなぁ。
このまま何事もなかったかのようには…しない…よね…。
声出しについての記事はこちら。
過去にも日本代表の辞退はあった
日本代表の交代についてですが、過去にもありました。
私がわかる範囲になりますが
2014年の世界選手権において、現ヨネックスの柴田選手が、急に辞退をしたことで、当時大学1年生だった船水颯斗選手(現ソフトテニス初のプロ)が代表入り。
団体優勝に貢献しました。
その際も、私の記憶が確かならば、連盟は辞退理由については明かさなかったはず…気になってめっちゃググった覚えがあるので。
当時、辞退理由を明かさないということは、仕事の都合上無理とか、家族の具合が悪いなど、個人的な事情があったのかなー、それならしょうがないよなーと思っていましたが、どうなんでしょうね。
日本代表はダブルフォワード(ダブル前衛)2ペア⁉
私個人としては、大学生2人に代わって、社会人の中本・鈴木ペアが選ばれたことは嬉しく思います。
完全に個人的な考えですが、大学生よりも、社会人のほうが、時間が取れない分、競技に対する気持ちが真剣だと思うので。
ただ、不安なのはすでに選出されている丸中・長江ペアもダブルフォワードなんです…。
もちろん、どちらも素晴らしいダブル前衛なのですが…。
ダブルフォワード(ダブル前衛)という陣形は、2人ともがベースラインよりではなく、サービスライン付近、つまりは前に陣取るスタイル。
ソフトテニスはゴムボールの性質上、カットサーブという、回転を強くかけることでバウンドを変化させたり、ほとんどバウンドしないサービスを打つことができます。
これを用いて、サービスと共にネットダッシュし、相手の甘くなったレシーブをボレーやスマッシュで仕留めるというのが定番。
ハマれば圧倒的な強さです。
ですが、調子が悪いと瞬殺されることも多々ある陣形でもあります。
ハイリスク・ハイリターンな陣形なんです。
2012年には、日本代表予選会を自力優勝して、ナショナルチームから漏れていたにも関わらず、ダブルフォワードで代表入りした元NTTの水澤・岩崎ペアも、個人戦は序盤で負けてしまいました。
ダブルフォワードのレジェンド、篠原・小林ペアも、ダブルフォワードをやりはじめたころの国際大会は、個人戦でなかなか結果が出ませんでした。
そして、もちろん駆け引きもあるのですが、通常の雁行陣(ペアが前衛と後衛に別れる陣形)に比べると、駆け引きよりは瞬発力勝負となる面が多いのは否めません。
ソフトテニス経験者なら、ダブルフォワードの駆け引きというのも見どころがあるのですが、はっきり言って、経験者以外には、見てて非常につまらない陣形でもあります。
ソフトテニスの天皇杯と皇后杯の決勝は毎年、NHKで放送されます。(ただし時間の都合上、かなりカットされて放送)
2011年の天皇杯と皇后杯を家で見ていた私に、たまたま一緒に見ていた弟(硬式テニスもソフトテニスも未経験・興味なし)が見ていて、ぽつりと「ソフトテニスの試合って、あんまり面白くないね…」と言われました汗
篠原・小林ペア、通称シノコバのペアは私は好きですが、見ててつまらない試合はほんとつまらないです。
全盛期は強すぎて、見てる側からすれば、単調な試合ばかり。(プレーしてる側はもちろん様々な駆け引きはしている)
全盛期のシノコバを倒したペアの試合や、善戦したペアの試合はめっちゃくちゃ面白いです。なんというか、ソフトテニス界の圧倒的なラスボスのような存在でした。
話を戻します。男子のダブルフォワードを見てつまらないと言った私の弟ですが…
「ルールはわかんないけど、女子の試合はすごく面白い」とも言っていました。この年の女子の試合は雁行陣。
正直、自分も見てて面白かったのは女子の試合でした。というかすごく面白かった。
男子の方は、ダブルフォワードの動き方などを知る、あくまで勉強のために見ていた、という感じだったもんな…。
今年の世界選手権、ダブルフォワード2ペアは博打な気もします。
みんなオールラウンドなプレーヤーなので、もしものときは船水選手に前衛をつけて、雁行陣も作れるな…。
学生時代の、丸中・鈴木ペアにしても強いだろうし…。
観客にとって面白い試合になるのか、いろんな点から、すごく楽しみですね。
運も実力のうち。急遽メンバー入りした中本・鈴木ペアには、頑張ってほしいと思います。
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