東日本インカレのシングルスにおいて、集団不正行為が発覚。特別調査委員会が発足されていたようです。
内容は以下の通り。
出典:日本学生ソフトテニス連盟
特別調査委員会の目的をまとめると
- 不正試合に対しての徹底的な実態解明
- 関与した選手への適切な処分の検討
- 再発防止策の検討
だそうです。
すごいですね。「徹底的」に実態解明をするそうです。これは期待できるかもしれません。
わざわざ「徹底的」という言葉を入れたからには、どの選手がどのようなことをし、処分を受けたことも発表するのでしょう。
個人的には、男子ソフトテニス部の監督ではなく、女子ソフトテニス部の監督を委員会に入れた点が高評価です。
男子ソフトテニス部の監督を入れてしまうと、間違いなく仲良しどうしの忖度が起きますからね。
今回、不正試合が発覚したのは今のところ男子だけですからね。
私も男性ですが、基本的に男性のほうが幼稚な面が多いと思ってます。さすがに今回の不正試合は幼稚どころか人間性を疑うレベルですが…。
また、ソフトテニスマガジンにおいても批判されていましたが、今後もソフトテニスマガジンで取り上げられるのかも注目ですね。
早稲田大学はしれっと謹慎解除
さて。現在、何一つ実態が明らかになっていないような状態ですが、早稲田大学で処分を受けていた選手2名(上松選手と内田選手)は、謹慎が解除されたようです。
出典:早稲田大学軟式庭球部
しれっといつのにやら、謹慎解除していましたね。
皆さんはどう思いますか?
仮に、謹慎が不正試合が発生した、東日本インカレのシングルス部門当日の6月30日からだと見積もりましょう。(実際はもっと遅いですが…。)
謹慎解除が早稲田大学軟式庭球部のHPに掲載されたのが9月10日。
長めに見積もっても、2か月ちょっとです。私はあまりにも短すぎると思います。
というか、謹慎を解除するのなら、きちんと選手本人が公式に謝罪をすべきです。HPに本人たちの謝罪文、一言ぐらいは出すのが普通じゃないかな。
もう子供じゃないのに、周りの大人が子供扱いして守りすぎです。
ソフトテニスがマイナースポーツだから、ソフトテニス界という小さな世界でしか話題になっていないのが問題です。
他競技になりますが、バドミントンの桃田賢斗選手はかつて不祥事を起こし、1年ほど謹慎処分を受けた後に復帰しています。
そして復帰後は、世界ランク1位になりましたし、ファンから受け入れられているようです。(その後、強化合宿中に女性を部屋に連れ込んでいたことが発覚し、人間性はそう簡単に変わらないという現実を世間にしらしめましたが…。)
また、人気漫画「ちはやふる」の作者である末次由紀先生は、「ちはやふる」の前作で多作品のトレース行為が発覚し、処分をうけました。謝罪し、一時は漫画家活動を休止していたようです。
謝罪をきちんとして、それから復帰、というのが当たり前の流れではないでしょうか…。というかそうでなければ、周囲からは受け入れられないでしよう。
部員たちはどう思ってるんでしょうね…。この2人が早期復帰することで、真面目に努力していた補欠の選手はレギュラー枠が2人分、取られちゃうんですが…。
早稲田大学としては、「勝てばそれでいい」と思ってるんでしょうか。
実際、不正行為について、1年生は知らなかったにしろ、他の学年の部員はみんな知っていたでしょうし。特に4年生は誰も注意しなかったのか疑問です。
状況が何一つ明らかになっていないのに、謹慎解除ってどうなんでしょう。
今年度は謹慎、が妥当なんじゃないかと個人的には思います。
あと、謹慎処分を受けた選手のツイッターなどに、「もうラケットを握らないで」というような意見もありますが、個人的にはきちんと処分を受けて謝罪をして反省してくれたら、別に好きにテニスをしてもらって構わないと思います。
ただし、周囲から受け入れられるかは別の問題です。私は今後、全く応援できませんし、正直、そう言われてもしょうがないだけのことをした、とは思っています。
※不正試合に関わっていたことが確定していて、かつ名前が出ているのは、この2選手だけで、他大学は現在もだんまり状態です。そろそろ他大学からも処分内容などを公表すべきだと思いますね。
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