meikaの大好きな映画「ジュブナイル」について語ります!
20年ほど前の邦画ですが、色あせることのない名作です。
ストーリー(ネタバレなし)
時は西暦2000年の夏休み。
小学6年生の主人公:ユウスケ(祐介)は、友達のトシヤ(俊也)、ヒデタカ(秀隆)、そして密かに想いを抱くミサキ(岬)と共に、キャンプ場で小さなロボット、テトラを発見する。
「テトラ、ユウスケに、会った。」
これがテトラの第一声。
第一発見者であるユウスケは、テトラを自宅に持ち帰ることに。
テトラはなぜかユウスケの名前を知っていたが、詳しい質問には答えられないようだ。
そして、近所に住む変人発明家、カンザキ(神崎)も巻き込んで、子供たちは夏休みを満喫していく。
海へ行ったり、夏祭りへ行ったり、深夜までTVゲーム(テトラにプレイステーションのコンセントをつなぐことで、プレイできる謎のゲーム)をして朝寝坊したり。
しかしある日、テトラは何も言わずに子供たちの前から姿を消してしまう…。
そんな中、ボイド人という宇宙人がカンザキ宅へと来訪。
彼らはテトラが目的のようだが、テトラはまだ見つかっていない。人質としてミサキがボイド人にさらわれてしまう。
ユウスケたちは、ミサキを救うことができるのか⁉
そして、テトラは一体何者なのか⁉
といった感じのストーリー。
予告動画だとこんな感じ!
どうです⁉わくわくしませんか⁉
ヒロインのミサキ役は鈴木杏さんだったんだね…。また、香取慎吾さんのこういう役柄、すごくあってると思う。
このポスターもいい!
夏休みにはぜひとも家族で見て!
ちなみに20年前の映画のため、レンタルだと置いてない店が多い。
私の場合、近所のTUTAYAになかったのと、どうしても欲しかったため、ネットで購入。
リンク先もそうですが、中古のくせに今でも安くて3000円くらい。高いと新品と変わらない5000円くらいすることも笑
天下のフリマアプリ、メルカリでさえ、割と高いです。定価は税抜で4800円なのに…。
「中古なのに高え⁉そんなに人気あるのかよ!」とびっくりしたのはここだけの話。
ちなみに、監督はAlways三丁目の夕日やDESTINY鎌倉物語が有名な、山崎貴さん。なんとこれがデビュー作です。
テトラがかわいい!(メタル化したファービー)
もうね、テトちゃん(テトラ)がほんとにかわいいんです!
まあるいボディにまあるいおめめ、ちいさなあんよ…。
すごくかわいいんですが、昔、テトラを初めて見た時に思ったのが、ファービーをかわいくした感じだなーと。
ファービーというしゃべる人形があるんですよ、大きさもテトラと同じぐらい。
私が幼稚園のころ、TVのCM効果によって女の子の間で大人気に。
女の子のお友達の家に行くと、ファービーとシルバニアファミリーは必ずあったといっても過言ではなかった。
だが正直、私にはこのかわいさが理解できなかったのだ。しかもしゃべるのが不気味で苦手だった…。
でも、テトラはかわいく感じるんだよなぁ。不思議。
テトラってどんな感じ?と聞かれたら
「なんかファービーをメタル化させて、かわいくした感じ」と答えておけばいいと思います。
ファービーが好きな方いたらごめんなさい…。
まあ、とにかくテトラがかわいいんですわ…。
声もしゃべり方もかわいい!と思っていたら、なんと声はあの林原めぐみさん。
誰?と思った方。
私も声優は全く詳しくないですが、この方はわかります!
新世紀エヴァンゲリオンというアニメに出てくる、綾波レイというヒロインの声を担当してるかたです!
エヴァがわからない方は、ヒロインのうちの、髪が青くて、おとなしいほうと言えば、なんとなーくわかる方もいるのでは?笑
しかもこの林原めぐみさん、女優としてちょい役で出てます。昔見たときは、さっぱりわからなかった…。
そもそも、エヴァは怖いから、父親が仕事から帰ってきて、夜にレンタルしてきたエヴァを見始めた時は、弟と布団に逃げてたっけ…。
我ながらかわいい子供時代だったな…。
そんなことはどうでもいいのです。とにかく、テトちゃんがかわいいのです。
主題歌がたまらん!【瞳の中のレインボー】
主題歌は、山下達郎さんの「JUVENILE~瞳の中のRAINBOW~」。
曲名は映画のタイトルのまんまですね。
この曲がほんっといいんですよ!たまらないんです!
歌詞も、すごくこの映画の物語に合っていると思います。
永遠のあの夏の日に、私も戻りたい…。
この映画を見終わった際、あなたは絶対サビを口ずさみたくなると思います!
まあこの映画に限らず、自分好みの素敵な映画に当たって、主題歌まで素晴らしいと口ずさんじゃいますよね。
ジュ~ブナ~イル、瞳の中のレインボ~!
感想(ネタバレ含む危険)
ここから先ネタバレ含む危険!
では、感想について!
meikaがこの映画を見たのは劇場ではなく、レンタル。
そのころはまだ、ビデオテープだったかな。
2000年公開の映画で、確か千と千尋の神隠しや、キャッツアンドドッグスといった映画も同時期に上映していたような…。
当時はすごく人気のある映画でしたね。
小学校低学年の時に見ました。
途中、面白すぎて、胸のあたりがドキドキワクワクしていたのを今でも覚えています。
まさに大興奮。胸の高鳴りというやつです。
なあ、一言で言うなら最高ですね。
主観100%です。
なんなんだよあの終わり方…。
私の涙腺は年をとるごとに活発化しています。
あんなの耐えられるわけないだろ!(いい意味)
ユウスケの身代わりとなって、ボイド人に撃たれ、20年間目覚めなかったテトちゃんが、治ったとたん、ユウスケが無事かどうか、慌てふためきながら大丈夫か⁉って…。
いや、泣くしかないだろこんなん…。
この記事を書きながら、思い出して涙が出てきました。いかに私の涙腺が弱いか、おわかりいただけるだろう…。
この映画の終わり方は、いわゆる「ドラえもんの最終回(同人誌)」をもとにしています。
今でも見れるのかな…。
話としては、ドラえもんがある日動かなくなってしまい、現代の技術では、修理ができないため、のびたはドラえもんを自分の手で直すために、科学者を目指すという感じ。
まさにジュブナイルの話ですね~。映画の終わりに、なぜか藤子不二雄?と字幕が出るのはこういった理由からだったんだ。
ノリコお姉ちゃんが、繭でぐるぐるまきにされて自販機に閉じ込められるシーンは、やっぱりのび太の創生日記を意識したのかな…たまたまかもだけど。
あと、当時、男の子だった私としては、語らずにはいられない、ガンゲリオンの存在。
ネーミングは、ガンダム+エヴァンゲリオンですね笑
なんと、プレステのコントローラーで動きます。
ユースケがしていたゲームは、実はガンゲリオンを操縦するための練習だったとは。
自分がTVゲームで使っていたロボットに実際に乗って、好きな女の子を助けに行く。
いやあ、かっこいいですよね、男の子の夢の具現化ですよ。このシチュエーション好きだなぁ。
男の子なら一度は夢見るシチュエーション。
当時、小学校低学年。興奮しながら見ていましたが、同時に妙に冷静な自分がいました。「俺にこんなことが起こることはないだろうな」と。笑
まあ、とにかくガンゲリオンを操縦して、ユウスケがテトラとともにミサキを救いに行くシーンがいいんです!
しかも、操縦する前に、同じくミサキに気がある、友達グループのリーダー、トシヤとどちらがミサキを救いに行くのかで少し争います。
友達だけども恋のライバル!あのシーンもいいんだな~!
トシヤとヒデタカが、ガンゲリオンを見送った後、「おいしいとこ持っていくよな~!」と二人が口にするところも好きです。
子供のころの、友達グループの関係性もいいですよね。
ちょっとやんちゃな茶髪ロン毛のリーダー、トシヤに、お調子者のスネ夫タイプのヒデタカ。
男勝りなミサキに、おとなしい、普通な子のユウスケ。
家族で映画をレンタルしてきて見ると、いろんな考え方や感想が出てきて、すごく楽しいですし、思い出になるので雨でお出かけできないときや、休日の夜にはおすすめですよ!
私なんて、子供のころに読んだ映画や本なんかが面白くて、大人になって見返してみて、ブログにレビューを書いてるぐらいですからね笑
大人になって、いろいろな経験を経て、感性があのころとは違う今だからこそ、当時の自分が見ていた時の感想とは変わったりしていて、面白いです。
あとは、小学生のころの、未熟な男女の関係とかがいいんですよねー。
初恋未満とでもいうのでしょうか?高学年にもなると、男女ともに気になる子ができると思います。
変に意識しあったりしているのが、ほほえましい。
浴衣を着てきたミサキに、男の子3人ともノックアウトされて、ぎこちなくなってたのもすごいほほえましくて、笑えるシーンですね。
似たような子供のころの恋愛未満な関係だったら、アニメ:デジモンテイマーズのタカトとジュリや、児童小説:選ばなかった冒険のマナブとアカリの関係なんかもすごく好きです。
あのころ子供だった自分と、今大人になった自分。同じ人間のはずなのに、感覚が全然違ってて面白い。
香取慎吾さんが演じたカンザキも好きでした。
天才で、お金持ちなのに変人で、髪は茶髪ロン毛だがちょっともさついてて、イケてない感じのイケメン。
でも優しくて、子供たちからも好かれてる。というか変人として知れ渡ってる…笑。
ああいう役柄、好きなんですよね~!
カンザキのかけてるタイプの眼鏡、ほしいなぁ。(すーぐ影響受ける)
自販機に閉じ込められていたノリコお姉ちゃんも、カンザキに救われてほんとよかったよ…。
ひと夏の、淡い恋の別れからの、宇宙人によって自動販売機の中へ監禁ですからね…。あのシーン、ギャップが半端ないっすよ…。
未来で無事に結ばれててよかったよかった。
あと、この映画、笑えるシーンが結構あるのもいいですよね。
テトラを直すために、ユウスケはあれから20年、めちゃくちゃ努力したんだろうなぁ…。
私も見習わないと。
ちなみに邦画だったら、こちらもおすすめ。
ただし、家族で見れるのは、個人的には中学生以上かなー。
私は高校生の時に劇場で鑑賞して面白すぎたのと、中学生だった弟もハマって原作も買っていたので。
最後は賛否が分かれますが、いろんなことを家族で考えるにはいいかも。
ただし、小学生とかだと全然理解できないかもしれないので注意。
そういう面でも、家族で安心して見ることのできる映画というのは非常に価値がありますね。
まあ、家族でレンタルしてきた映画によって、ちょっと気まずい大人向けな恋愛描写や、見ててトラウマになるような恐怖シーンなど、勉強になる面はあるのですが、あまりにも過激なのは避けたいですよね。
この映画で、怖かったシーンと言えば、宇宙人であるボイド人に襲われるシーンぐらいですかね…。お姉さんが、近くの自販機に糸ぐるぐるで閉じ込められていたのは怖かったです汗
ドラえもんの映画、のびたの創生日記でも、ジャイアンとスネ夫があんな感じで糸ぐるぐる巻きにされるシーンがあったっけ…。
しばらく、自販機の近くによるのが怖かった記憶があります笑
でもそれ以上に、わくわくするようなシーンのほうがたくさん、というか9割以上あるので、年齢問わずに家族で見ることのできる、傑作邦画だと思っています。
いやあ、2020年になる前に、この記事を書けてよかったなぁ。
ああ…この映画を初めて見た時から、もう20年も経つのか…。
私も大きくなった、というか世間的にはアラサーと呼ばれるような年齢になってしまったし…私の親に関しても年をとったなぁと思うことが増えてきた。
おそらく、来年は作中に出てきた2020年ですし、夏休みに金曜ロードショーあたりで放送するんじゃないかな?
何回か、小学生のころの夏休みに金曜ロードショーでもやってたけど、また夏休みに放送してほしいな~。
主題歌の歌詞にもありますが、遙かなジュブナイル、少年少女だったあのころへ、あの夏の日に、戻りたい!
そう思える、いい映画ですよ。
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