小さいころ、友達宅でスパロボをプレイさせてもらった際に、ゼオライマーがいた気がしたのですが、アニメは今まで未視聴。ふと気になり視聴したのでレビューをば!
あらすじ・ストーリー(ネタバレ無し)
この物語の主人公である秋津 マサト(あきつまさと)は、夜道を怪しげなグラサン一味にストーキングされるところから物語は始まる。
彼はまだ15歳である普通の男子中学生。全く身に覚えがなく、混乱するマサト。
そんなマサトに、グラサン一味と行動をともにする謎の美少女、氷室 美久(ひむろみく)は告げる。
「ゼオライマーが覚醒するのよ。」
ゼオライマーとは、秘密結社:鉄甲龍(てっこうりゅう)によって作られたスーパーロボットの一体。
15年前、鉄甲龍は世界征服の準備のため、八卦ロボと呼ばれる8体のスーパーロボットを作った。
しかし、木原マサキ(きはらまさき)という一人の裏切者によって計画は崩壊。八卦ロボの一体である「天のゼオライマー」は木原マサキによって盗み出されてしまう。
そして現在、日本政府によって管理されている天のゼオライマーを動かせるのは主人公である秋津マサトとヒロインの氷室美久の二人だけである。
系主人公である秋津マサトは、何もわからないままゼオライマーのパイロットとなり、秘密結社:鉄甲龍と日本政府との闘いに巻き込まれていき、次第に冥王計画の謎も明かされていくといった感じ。
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全4話。1話30分ほどなのでかなり話の内容が濃密で展開が早いです。
1話の感想・レビュー【敵組織のオフィスラブ】 ※ネタバレ有危険
何もわからぬまま暴行、拉致監禁されたマサト。
「出せー!」などと叫んでいると、監禁部屋の窓だけが開かれる。
そこにはなんと両親が来ていた。グラサン男から目の前でアタッシュケース入りの現金を受け取る両親。戸惑うマサトに父は、実はマサトは実子ではなかったことを告げる。どうやら今日まで育て上げることで礼金をもらう約束だったらしい。
悲しすぎる真実に涙を流しながら「嘘だ…」というマサトくんがマジでかわいそう。
私、高校生のころ、離婚しても交流のあった父親から「再婚してこれから子供も考えてる。悪いけどお前の養育費はこれから払えないかも。」みたいなことを告げられた時でさえ、結構傷ついた記憶があります、、、
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なので、実の父母だと思っていたマサトくんは目の前で、まるで遊戯王に出てくる海馬瀬人のようなアタッシュケース現金と引き換えにされた彼の気持ちを思うと…あまりにも、不憫です泣
そして語らねばならぬ敵陣営のオフィスラブ!←?
非常に良かったです!というかいきなりのお熱いシーンにびっくり。
鉄甲龍のボスである幽羅帝(ゆうらてい)という女性が、部下である八卦衆(はっけしゅう)の一人、クールイケメンと熱い夜を過ごすのです。従者?の女性もいる部屋で…。
彼氏であり部下でもある耐爬(たいは)は、立場上はただの部下。八卦ロボを操縦できる優秀な部下たち=八卦衆(はっけしゅう)の一人なのです。
二人のお付き合いは公然の事実。
そのため、他の八卦衆たちからは彼氏である耐爬に嫌みを言われたりして、敵組織内はギスギスしています。
それでも出撃前に愛し合う二人。このシーンがやたらリアルでした。ゼオライマー奪還という命がけの任務に、自分たちの関係を組織の他の者たちに認めさせるためにも、断腸の思いで自分の彼氏をあえて指名した幽羅帝。
普段は帝という立場からかメイクきつめの幽羅帝が、事後シーンにはスッピンで、しょんぼりしているシーンとか…ボスという立場上、特別扱いできず、死ぬかもしれない任務に指名してしまった後悔と不安で泣き崩れるシーンとか…とにかく幽羅帝の女性らしさがすごく丁寧に描写されていて、かわいすぎました。
戦隊ものとかもそうだけど、敵組織の人間ドラマっていいですよね~。
幽羅帝がかわいすぎる件。
健気、強気に振る舞いつつも女性らしさの塊…!女性らしさとか言ってしまうと差別になるかもですが、個人的には幽羅帝はかなり女性らしいなキャラクターだと思います。
そして彼氏も、主人公と美久の操縦するゼオライマーに「愛のためにこの戦負けられん!」とか言って勇ましく挑んでいくの熱いわ…当たり前だけど敵には敵の事情があるのよな。
でも、負けられない!この戦だけはー!とか言ってたのにあっさり…というかゼオライマー強すぎる汗
むかーしスパロボでゼオライマーいた気がしたしめちゃつよだった気もしたんだけどやっぱアニメでも強かったのね、、、
あとやたらbgmが壮大でかっこいい!
戦闘シーンのbgm無限リピートしてます笑
ググったらどうやら仮面ライダーBLACKRXの主題歌作った人と同じなんだとか!
2話の感想・レビュー【敵組織の入浴事情】 ※ネタバレ有危険
1話で幽羅帝の彼氏である耐爬が散ったため、鉄甲龍は次の刺客を送り込まねばなりません。
毎度アニメや漫画のこういう展開で思うんだけど、最初から油断せずにある程度まとまった人数送り込めばすぐ始末できたものを(^^;)
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八卦衆のうち、双子のナイスバディが入浴中にも関わらず、突然裸で風呂へと入ってくる塞臥(さいが)という赤髪男…ちなみに前は隠さないスタイル。
この組織は男女混浴なのか?こいつ双子ちゃんのヌード見たかっただけじゃ、、、
だって、こいつの要件て「幽羅帝が双子ちゃんを呼んでる」って伝えるだけなんだもん、、、
とりあえず、赤紙の八卦衆最強のメンタルを持っているのは間違いありません。こいつは強キャラの予感がする笑
OVAって入浴シーンとか裸体とかやたら出てくるんだよね。テレビアニメの続編がOVAだと何の意味もないゴミのようなお色気シーンをぶちこんでくる率は高い、、、でもゼオライマーは1話の幽羅帝と耐爬のシーンはいろいろな感情が読み取れてすごく好き。
話変わって主人公のマサトは、試験管ベビーだったことが日本政府のグラサンボスである沖さんから告げられた。
15歳だから中3、思春期で反抗期迎えてるような年齢なのにショックだろうな。
その後、幽羅帝が直接マサトを誘拐。
当時受精卵だった主人公が、ゼオライマーを作って持ち逃げした木原マサキによって勝手にパイロットとして登録されたと判明。つまりマサキは天のゼオライマーに乗るためだけに作られたとか悲しいなぁ。
思春期のアイデンティティぶちこわしだよこんなん
てかヒロインのひむろみくちゃん何者?
バイクで単身で救出に来た時の身体能力バケモンじゃねえか、そして勇ましすぎるぞ。
あとどーでもいーことなのかもだけとゼオライマーが体バラバラで保管されてるのってなんか意味あるのかな
ただ単に整備してただけなのか?
キングジョーとかインパルスガンダムみたいに身体バラバラでも移動できるとか?
双子ちゃんもあっさりやられたな。。。双子なのに妹ちゃんは嫉妬なのか?マサトくんよりよっぽど思春期全開で反抗期なのか足を引っ張りまくりで何してんだよと汗
一方でお姉ちゃんはきちんと妹を愛してたっていうのが切ない…
なのに茶番扱いする主人公…このアニメどっちが主人公なんだろね。。。
ゼオライマーの必殺技?
めい!ぉー!って手をあげるだけで相手瞬殺だもん。強すぎでしょ。
というかほんとbgmかっこいいわぁ
マサトくんのもうひとりの人格?がちょいちょい出てきました。
「一般市民への被害が大きすぎるわ!樹海へ移動して!」との至極まっとうなヒロインの声掛けに対し
「その必要はない!むしろやつらが市民のことを考え動きを鈍らせれば好都合!」という掛け合いがあれすぎて吹いてしまいました。
3話の感想・レビュー【ヒロインの正体】 ※ネタバレ有危険
開幕直後からマサトがすでに木原マサキという別人格でオラついてたり、いきなりヒロイン美久ちゃんが攫われたりして急展開。
あれ?1話飛ばしたかな?とDVD確認しましたが合ってました
かなり展開早いですね汗
なんだかんだで、マサトと一緒に美久ちゃんが乗らないとゼオライマーは弱体化すると判明。
つまりはニコイチです。
ウルトラマンAみたいに二人のうち片方がいなくなっても何も問題ない!なんてことはないんだね…
あのウルトラマンAのコンビのうちの片方が急にいなくなる展開は子供心に悲しかったですね
主人公とあのお姉さんとのコンビがすきだったので…
空中宙返りで2人で変身するとこが無駄にアクロバティックでかっこよくてさぁ…!!(ストーリー全く覚えてないけど)
話は戻ります。誘拐、拉致されたみくは拷問されてましたが
そもそも拉致するならまさきも2人ともしちゃえばいいのに!とか思ったり。
あんなに警備ザルなんだからさぁ
ドラマ「ブラッディマンデイ」のサードアイと同じくらい警備がザルです
ほんとあの組織、狙われてるのわかってるくせに何回テロリストに誘拐されてんだよと突っ込まずにはいられません
あと細かいことはよくわかんないけど幽羅帝の目的はこの世を冥府にして冥王になりたいんだとか。よくわからん。この世を冥府にするという定義もよくわからん。荒廃させればそれでOKということなのか?
敵陣営の方が人間ドラマがあって魅力的という不思議なアニメである。
そして後半、拷問で意識不明なヒロインを敵陣営が治療中のシーン
お色気シーンか、ふーんと思いながら見てるとなんと。
一瞬でヒロインが骸骨みたいな気持ち悪いマシーンに変身…そしてヒロインは実は人間じゃなくてゼオライマーの部品そのものだったことが判明。サブパイロットとか言ってたのに部品そのものだったとかかなりショッキングでした。(心臓弱い人は要注意)
まんまと騙されました。やってくれたぜ。
ここで重要なネタバラシが。
敵である八卦衆はみんなもう1人の人格?である木原マサキが作った。
しかもみんなトラウマを設定されてて、結局は滅ぼしあうように設定されてるのだとか。
ちなみに今回の刺客は仮面の男。仮面の下には女性顔、というかまんま女性の顔といった男性。
男らしい性格なのに、女の顔をあえて設定されてそれをコンプレックスに生きてきたようです。3話で同僚女性の入浴中にフル〇ンで乱入した同僚男からも馬鹿にされてましたね。こいつだけコンプレックスがやたらしょぼい気もするけど、コンプレックスは人それぞれだしな。
というか、今回もゼオライマーが強すぎる。ちゃんと部品であるヒロインが合体すれば、それまで苦戦していたのはなんだったのかわからないほど余裕のよっちゃんでした。
ただ手が光るだけで相手を、滅ぼします。
めい、おー!って効果音がシンプルでわかりやすい
そしてマサトがゼオライマーのコクピットに座ったら、諸悪の根源である木原マサキの人格が復活するようにしてたらしい。
マサトくん人格まで奪われてほんとかわいそう。。。
4話の感想・レビュー【結末は悲しい運命】 ※ネタバレ有危険
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いよいよ最終巻である4話です。
またしても話が結構進みます。
幽羅帝ちゃんはゼオライマー奪還を諦め、世界征服を優先することにしました。
生き残っている八卦ロボ3機によって町が攻撃され、破壊されます。
しかし、それを阻止するために現れると思っていたゼオライマーは現れず。
敵組織のボスである幽羅帝ちゃんはもうやけくそです。
この世を滅ぼしたいとかいいつつ、本心ではないような感じ。
あとすごく個人的感想だが
壊れた町の背景描写、天気がいい中壊れてるビルのとしたシーンはのび太の鉄人兵団の背景を思い出した。鉄人兵団、大好きなアニメなのでいつかレビュー書こう。
背景も同じ会社が書いてたりするのかな、よくわかんないけども。
まぁ愛する彼氏のいない世界なんてどうでもいいのかもしれんな。
幽羅帝すごく女の子っぽいし。
一方、マサトの人格は悪党である木原マサキへと乗っ取られていました。
町が攻撃されていることに対し、美久がゼオライマーでの出撃を要請しても木原マサキは相手にしません。それどころか、急に美久に対しセクハラを行います。
美久の唇を奪い、服をぬがそうとするなどかなりひどいです。
…美久は人間ではないし、ロボット?にしても普通に人格はあるらしいしゲス野郎すぎる。
木原マサキが出動しない理由はこうです。3話で、ゼオライマーのコクピットに乗った時に、木原マサキの人格がよみがえるように設定されていることが判明しました。そのため、現在は秋津マサトが人格を完全に乗っ取られてしまいました。つまりこのまま日本政府が秋津マサトをゼオライマーに乗せ続けて勝利すれば、木原マサキは冥王になれる。
しかし、もし鉄甲龍側が勝利したとしても、木原マサキは冥王になることができます。なぜなら、鉄工龍側にも木原マサキのクローン、すなわち幽羅帝がいるからです。幽羅帝はもともとゼオライマーに乗るはずでした。しかしゼオライマーに乗ってしまえば、結局は木原マサキに人格を乗っ取られてしまうのでしょう。その際は木原マサキは女の体として生きていくことにちょっと引っ掛かるものを感じました…。
要はどちらが勝っても木原マサキはいずれ冥王になることができるのです。なので、わざわざ好き好んで戦う必要もないのです。
結局、八卦ロボ3機が基地へ同時に攻め入りますが、ゼオライマーが出動し圧勝します。
そしていきなり始まる敵の三角関係
愛しているぞといい利用する男
そしてわかってても利用される都合のいい女
しかし、すべては木原マサキに仕組まれていただけと真実を告げられてもなお、「この恋心まで否定させない!」で特攻する女性がかっこよかったです。
女性のほうがいざというとき度胸ありますよね。
ほんと主人公がラスボスなのね。
救いようのない悪党だわ。
後半、なんだかんだでやっとマサトくんの人格が戻ってきました。
しかし、いつまた木原マサキの人格に乗っ取られてしまうかわかりません。
敵だった八卦集含め、どうして自分が作った君たちは美しい心を持っているのに僕だけは薄汚いんだ!と自分、というかもう1人の自分、人格?である木原マサキを責めるマサト。
いやマサトくんは何も悪くないんですけどね。あまりに過酷な運命です。
そして敵側も真実発覚!
幽羅帝ちゃんが冥王になりたかったのも、そもそも木原に仕組まれてた感情だったと。
まぁあんな女の子らしい子がそうまでして滅ぼしたいの?て感じでしたしなるほどな~と。
細かいところはよくわかんないけど、私の残念脳味噌でも大体の意味はわかりました。
で、どう転んでも木原マサキが冥王となってしまう、この冥王計画の野望を打ち砕くには結局全てのクローンを滅ぼすしかないという。
まぁいつ闇の人格に支配されるかわかんないのは怖いでしょうし。幽羅帝はあえてマサトへ連絡します。「私はこれから全世界を破滅させるスイッチを押す。止められるなら来い。」と。
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要は「早く私を殺しにいらっしゃーい」とわざわざ伝えているんですね。だって本当に世界を滅ぼしたいのなら、黙ってスイッチを入れればよいだけですから。
そして、アキトと美久は抱き締め合った後、ゼオライマーへ。ゼオライマーに乗るためだけに作られたマサト。そして、ゼオライマーのパーツとして作られた美久。
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二人は冥王計画を終わらせ、木原マサキの野望を打ち砕くために、悲しい決断をします。
ゼオライマーは幽羅帝のいる前に一瞬にしてテレポート。鉄甲龍の要塞を破壊します。
そして、抵抗する気のない幽羅帝を巻き添えに、ゼオライマーは自爆を行います。
最後のシーンは悲しいけれども、壮大なBGMがかっこよすぎて悲壮感はあまり感じませんでした。BGMって重要なんだなと改めて気づかせてくれたアニメでした。
結構サクッと見られるのに、話は濃厚でBGMが非常に良いアニメでしたのでおすすめです。
しかし、ググったところ原作はどうやら成人向け作品で話も全く別物らしいです(゚д゚)
多分スパロボのゼオライマーはアニメのほうが元なのかな?こんなストーリーだったんだとわかってよかった。
ほぼ全滅エンドだし、何も悪いことしてないのに主人公が理不尽な目に合うという物語なのに、不思議とそこまではダメージは受けませんでした。やはりBGMによるところが大きいかもしれません。
最後のシーンも音楽とあいまってかっこいい感じだったからか?救いはないのだけれども不快感はなく、むしろあの最後のシーンが好きになるという不思議な感覚でした。
原作漫画も機会があれば挑戦してみようかな。
ちなみに、冥王計画は「めいおうけいかく」ではなく、「めいおうプロジェクト」と読むそうです。個人的には「めいおうけいかく」という読みの方が好きです!(すごくどうでもいい。)
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