2019世界選手権男子シングルスについての感想【ソフトテニス】

世界選手権ダブルス ニュース
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現地観戦はできなかったので、YouTubeのライブ配信や試合動画を見ての感想になります。

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個人戦はキム・ジヌン(韓国)が優勝

まずはシングルスについての感想。

男子は、去年に引き続き、韓国のシングラーであるキム・ジヌンが強すぎる。

昨年、船水颯斗選手とアジア競技大会にて個人戦も団体戦も対戦したが、2選2敗である。

キムジヌン、今大会の船水プロとの対戦では攻め方が独特だった。

船水プロが相手だからかもしれないけど、船水プロがカットで攻めてきたときだけさらに強いカットでやり返したり、ネット際のドロップショットでゆさぶってきたり…。

なんだろう、どちらも昨年の競り合いを経験してるからか、とにかく粘りのテニスというか…キムジヌン、去年のアジア競技大会では得意のバックカットを多用してたイメージだったんだけど今回は船水プロが対応してくると思ったのか、要所だけ使用してるイメージ。

ハードコートだから一本でなかなか決まらないというのもあるんだろうけど、とにかく攻撃的というよりかはミスを待って粘りまくる、守備的?な感じ。

Twitterで他の方も、同じような感想がちらほらしてた。正直、ソフトテニスを知らない人が見たらこの試合はあんまり面白みがないかも。

しかもポイントごとの間が、お互い体力温存と作戦を考える時間のために長すぎて、進行スピードがおっそい。(※ソフトテニスは硬式テニスと違って、ポイント間は20秒という具体的な規定はない。これも今後は考えていかねばならないだろう)

個人的には勉強になるし、去年の対戦動画も見ているから面白かったけども。というか、黙々とボールを打って粘るキム・ジヌン選手好きだわ…。内本選手みたいな派手な剛速球とかはないから、ソフトテニスを知らない人が見たらどう思うか微妙なところだけどね…。

決勝も中国の選手に対してストレート勝ち。すべてのプレーにおいて、精度が上でしたね…。決勝まで行って披露しているはずなのに、全然ミスしないのがすごい。

そしてなんとキム・ジヌン選手、前回の世界選手権も優勝していたので、史上初!世界選手権シングルス2連覇だそうです。

すごいな…てか、あのバックカットは長短使い分けもできるし、特に相手のカットをミスせずにドロップショットで返すのもうまいし隙がねえ…。

自身がカットを多用するから、ある程度対戦相手にカットを打たれた際も対応できているのだろうか?

この人のダブルスも見てみたいな~

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キム・ジヌン選手を倒せるのは…

キムジヌン選手がシングルスで日本に負けたことってあるっけ…と思って探していたら、早稲田大学上松選手がどうやら昨年、2018年のコリアカップでは倒しているようです。

このときは屋内のクレーコート。日本でも屋内のクレーコートってあるのかな…私のいる地方では屋外のクレーコートしか見たことないんだけど。

上松選手はバックハンドストロークが強烈なのと、このときのシングルスでは積極的にネット前に行ったのもミスを誘えてよかったのかもしれない。

ちなみに上松選手は天皇杯に優勝し、ペアの船水プロと共に、今年の全日本ランキング1位が確定。

全日本ランキング4位までのペアはナショナルチームに選出されます。でも不祥事を起こしたため、すんなりと来年のナショナルチームメンバーに入ることができるのだろうか?

正直、今まで大甘な処分がくだされているので、何事もなかったようにナショナルチームに復帰するんじゃないかと思いますね。というか連盟としては意地でも上松選手を国際大会に出させてあげたいのでしょうし。

個人的には日本ソフトテニス連盟や早稲田大学軟式庭球部に対しては思うところがありますが、本人はきちんと決められた処分自体は受けたのだから、この点は寛容になるべきでしょう。

もしもすんなりと復帰し、国際大会に今後出るようなことがあるならば、上松選手をシングルスで起用するというのも面白いかもしれませんね。上松選手だったら勝てるかも?

話をもどしましょう。今大会、シングルスにエントリーしていたのは船水選手と内本選手の二人。日本では唯一のプロソフトテニス選手である船水颯斗選手は、今年もキム・ジヌンには及ばず。結果はベスト8でした。

内本選手(日本)VSキム・ジヌン選手(韓国)

そして団体戦(国別対抗)において、韓国との決勝戦。シングルスは船水選手ではなく、内本選手(早稲田大学)を起用しましたがキム・ジヌン選手にはストレート負けの完敗でした。

あの剛速球にも対応できるのか…。全然ミスしないよこの人…。

内本選手はシングルスもダブルスも爆発力があります。調子のいいときは誰にも止められない!って感じ。

2016年のアジア選手権シングルスチャンピオンでもあります。しかも当時、強敵である韓国のキムドンフンを倒した増田選手も倒しての優勝。びっくりしました。

ただし、かなり調子にムラがある印象なので、イチかバチかで当ててみた、という感じかな。長江選手(NTT西日本)は最近シングルスの調子がそこまでよくはないし…。

船水選手をシングルスにするよりは、個人的にはダブルスでの起用で大正解だとだと思いました。

正直、キムジヌン攻略、シングルスにおいては捨てて、ダブルス2つの勝ちを取りに行って、日本が勝った感じですね。

韓国も去年までのエースであり、ダブルスで勝ち点を挙げられるキム・ドンフンキム・ボムジュン(ビョンジュン?)のペアを失ったのは痛いですね…。

もちろん、今年のメンバーも強敵だったし、ダブルスの船水・中本ペアは最初リードされてて危なかったし。

こういう駆け引きを含めた団体戦がやっぱり面白いと思いますね。シングルスに関しては負けましたが、ダブルス2つは思惑通り日本がとったわけで。

これぞ勝負の駆け引き。団体戦のオーダー(試合順番)ってほんとにおもしろいなと国別対抗を見てて改めて感じました。

気が向いたらダブルスや国別対抗についての感想も書こうと思います。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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