私、meikaはソフトテニスという底なし沼から逃れることはもうできないのだと思う。それぐらい、ソフトテニスという競技が好きなのだ。
そんな私が沼に引きずり込まれた試合動画について語らせてほしい。
きっかけはソフトテニスマガジンとYouTube
沼に落ちたきっかけは、ずばりソフトテニスマガジンである。
私は中学1年から部活動でソフトテニスを始めた。理由は単純。当時、アニメ「テニスの王子様」が私の周りでは流行っていたからだ。
適当な気持ちで始めたソフトテニスだが、たまたま優秀な指導者やペアといった環境に恵まれたおかげで、個人も団体も市や県で入賞することができた。
お世辞にもうまい選手ではなかったが、努力して勝って結果を出すということが、楽しくてドはまりした。しかし、高校生になると環境が変わり、自分でも驚くほどに勝てなくなった。つまりその程度の実力である。
勝てなくなった結果、ソフトテニスを勉強する必要性にやっと気づく(気づくのが遅い)。そして愛好者のバイブルであるソフトテニスマガジンを購入。というか硬式テニスと違ってソフトテニスの月刊雑誌はこれしかないんだよね。
その中で、当時ナショナルチームに所属していたNTT西日本広島の後衛:堀晃大選手のプレー写真が掲載されていた。ちなみに現在は現役引退して、現NTT西日本の監督である。
ソフマガには毎号、有名選手のプレーが連続写真で掲載され、有名な指導者によって解説されるという夢のようなコーナーがあるのだ。
掲載されていたのは、堀選手のファーストサーブとストローク。私は、堀選手のファーストサーブの連続写真に衝撃を受けた。写真なのに、とんでもなく速いサーブを打ったことが伝わってきたからだ。
ちなみに自宅に大量にあったソフトテニスマガジンは、読みだすと止まらないので、フリーターで公務員浪人してたときに、全て処分してしまった。当時は雑念を捨てたかった。
だから記憶があいまいな箇所はあるが、そのときの解説者は岡山理科大付属高校の大橋先生だった気がする。
「堀選手はこのファーストサービスを武器に前年(2007年)の天皇杯で決勝に進出したと言っても過言ではない」
といったニュアンスのことが書かれていたのだ。
「一体どんなサーブを打つんだ⁉」
この連続写真からも伝わるファーストサーブの威力…気になる!これは見たい!
と思って、大橋先生が書いていた2007年の天皇杯の試合をYouTubeで検索し、ついに見つけてしまったのだ…。
私が沼落ちした試合動画はこれ!
当時の私も、まさかここまでソフトテニスにハマるとは夢にも思わなかったことだろう。
見つけた試合がこれ。2007年の全日本選手権、いわゆる天皇杯の男子準決勝。
手前の黒ユニフォームのペアがNTT西日本広島の堀・岩崎ペア。
奥のオレンジのユニフォームが当時早稲田大学だった鬼頭・塩嵜ペア。
この試合、私が前述した堀選手のファーストサーブから始まるのだが、快音にびっくりしたことを覚えている。そして相手がそれを普通に打ち返したことにもびっくり。
そして、前衛の岩崎選手のサーブにも惹かれてしまったのだ。
「なんだこの構えは⁉」と。そしてサービスダッシュから相手レシーブをボレーして決める。かっこよすぎる。
この岩崎選手のカットサーブがかっこよすぎて、フォームも真似したが結局会得できず。カットサーブ難しいよ…。
見たこともないようなハイレベルなプレー。4選手とも素晴らしいプレーを出し合うのだが、この時惹かれたのは堀・岩崎ペア。
この長い1ゲーム目、そして2ゲーム目で虜になってしまった。ちなみに投稿者の持木茂吉さんは私の中では神に等しい存在である。勝手に神格化していた。神じゃないけど、ソフトテニスが大好きなダンディなおじさまをイメージしていた。
そして、特に同じ前衛というポジションから、岩崎圭選手に惹かれたのだ。(ググるときや人に話すときは注意。「岩崎圭」で検索すると、同名義のセクシーな女優さんが出てくる。私のように何も考えずに女子部に話すと誤解されてたいへん危険である。気をつけよう。)
鬼頭選手が左利きからのサイドパッシングやアタックに岩崎選手は苦戦するのだが、それでも積極的にポーチへいったり、サイドを空けて打たせようとしたり。このめげない姿勢がかっこよくてあこがれた。
ちなみにその後、鬼頭選手は宇部興産所属の元日本代表である川村選手と組んでた時期が好きだった。二人とも左利きで、オールラウンド。鬼頭・川村ペアで篠原・小林ペアを何度か撃破した試合で虜に。
ダブルフォワード対策として何度も何度も見たっけ。
塩嵜選手は、誰と組んでも結果を残すすごい前衛。しかも、ボレーやスマッシュにパワーはそこまでないのに勝つ。声の高さも目立つけど、同じく声の大きな稲積選手(当時ミズノ所属)と組んでいた時期が好きだったな。
この勝負は結局ファイナルゲームまでもつれる接戦。
ときどき後衛の堀選手(黒ユニフォーム)が前に来てボレーしに行くのも、当時は見たことないプレーで驚いたなぁ。しかも決めるしすごい。
その後、篠原・小林ペアの強すぎるダブル前衛を見て、「こんなん勝てるわけねーだろ」とさらに衝撃を受けるのだけども。
5分05秒あたりもすごいの一言。観客からも「お~…」とすごすぎてつい声が出ちゃう。自分も最初見た時、ええ⁉それ取るの⁉とびっくりして大興奮していた。
やっぱり雁行陣(前衛と後衛に別れるオーソドックスな陣形)同士の対決も面白い。
あなたをソフトテニス沼に落としたい
私は今回紹介した試合動画で、ソフトテニス沼に落ちた。
このブログで、1人でも多くの読者をソフトテニス沼へと引きずり込むことができたら幸いである。
実際、この試合動画で堀・岩崎ペアのファンとなり、西日本選手権や全日本実業団、天皇杯と観戦にも行った。そのくせ恥ずかしくてサインはねだれないというシャイボーイであった。
今年の日本代表にも復帰した、中本選手(NTT西日本広島➡福井県庁へ移籍)が入社したため、岩崎選手が成長した同チームの原選手とレギュラー争いをしているときには、岩崎選手出てほしい!と思いきりひいきで見ていた。(とか言いつつ原選手のプレーも大好きで応援していたという矛盾…)
まさかのダブルフォワードで、水澤・岩崎ペア(NTT西日本広島)が2012年のアジア選手権の日本代表予選会をナショナルチームから外れていたにも関わらず自力優勝したとき、嬉しくて嬉しくてたまらなかったことを覚えている。
それなのに!アジア選手権本番の団体戦では水澤・岩崎が外されていたことに憤慨したのは私だけではないだろう。
「日本連盟ふざけんじゃねえ(怒)」と腹が立ったことは今でも覚えている。何のための日本代表予選会なんだよまったく。ほんとに強いペアを決めるために、ナショナルチームからの推薦だけじゃなくて、実力枠を残してるんじゃないのか⁉
今年の世界選手権の女子団体でも思ったけどさ。予選会優勝したペアは崩さずにメインの団体戦で使ってほしいよ。(団体戦が花形だと個人的には思う)
今後もいろいろ語っていきたいと思います。
さあ。あなたも、素敵な沼に一緒に落ちましょう。
遠慮はいりませんよ。
ずぶずぶとはまっていきましょう。こっちは楽しいぞ!
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