江波くんは生きるのがつらい 感想【レビュー】

江波くんは生きるのがつらい、とんでも最終回を読み終えて 漫画
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この漫画にとんでもない最終回をかまされたので、書かずにはいられまい…。

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藤田阿登先生の漫画「江波くんは生きるのがつらい」について。

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ストーリー

江波くん1巻表紙

主人公は大学に入学したての江波くん。

小説家になるという夢を持ち、女性の多い文学部に入学。(ただし、1度も書いたことはない…)

そして、友人作りにも失敗した彼は、見事にぼっち街道を歩んでいた…。

女性との交際経験もなく、友人もいない、マイペースな江波くん。

そんな彼に、同じクラスの女性、清澄(キヨスミ)さんだけは、彼を呑み会に誘ったりと何かと気にかけてくれる。

清澄さんのことを江波君は、良い人だと思っている。

しかし、清澄さんは清澄さんで、コミュ障でぼっちな江波くん困っている、苦しんでいる姿がかわいくて大好きもっとそんな姿が見たい、という変わった女性だった…。

気づかぬうちに、清澄さんから、歪んだ愛情のターゲットにされてしまった江波くん!

彼は、夢である小説家になれるのか?

そして運命の女性=ヒロインと出会うことができるのか?

といった感じの大学生活ストーリー。ラブコメ?

全3巻。

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路線変更?

1巻と2巻の表紙の違いが露骨なんです笑

江波くんは生きるのがつらい2巻表紙

2巻表紙はハーレムへ…。

最初らへんは、ぼっちで女性と交際経験もなく、コミュ障ぶりを発揮してしまう話が多いのですが、人気がなかったのか、ネタ切れなのかわかりませんが

サークルに入ってからは、やたら女性キャラクターとの無意味な絡みばかりな気が…。

路線変更したにもかかわらず、あの終わり方…。まさに主人公の榎並くんよろしく、作品自体も迷走しているような気がしました。

そして、唐突に訪れる最終回。

正直言ってわけがわかりません笑

最終回で少しでも読んだ人の印象に残らせようとしたのでしょうか…個人的には、最初らへんがすごく好きだったので、なんだかなぁ…という感じ。

この漫画を一言で表すと、とんでも最終回でしたね。

しかも、あまり話題になってないところが悲しいよ…。

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ヒロイン:清澄さんが怖い(ネタバレ有)

ここから先ネタバレ有。危険。

明かされる、ヒロイン清澄さんの過去。

彼女の趣向はギャグ風に描かれていますし、容姿がかわいいのもあって、ラブコメ調なのですが、冷静に考えると非常に怖いですよね。

幼少時から、他人の悩んでいたり、苦しんでいる顔を見ることに喜びを感じていたことが本人の回想で明かされます。

好きな子をいじめたい、困らせたい、といった感情はまだわかると思うのですが、彼女の場合は度合いが完全に常人とはずれています。

中学か高校時代のころには、複数人からいじめを受けている男子にいつも優しくしていました。

理由は、「その顔が見たいから」

しかし、いじめられていて味方が誰もいない中、かわいい女の子からいつも優しくされれば、大抵の男の子はそりゃあ好きになりますよね…。

いじめられていた男の子は、後々、いじめられることもなくなったようです。「俺、強くなるから」と清澄さんに宣言もしてましたし、いろいろと努力もしたのでしょう。

そして、清澄さんに告白しようとするのですが、言い終える間もなく、彼女はごめん、とだけ言い、走り去ってしまいます。

「私の愛は、理解されない。」

彼女にとって、愛情を感じる瞬間というのはあくまで、相手が悩み、苦しみ続けてている姿のようです。

そして、悩みが解決して満足したり、小さくまとまったりしてしまっては面白く感じない。

しかし、本人も自分の愛情が歪んでいることには気づいており、彼女なりの愛を理解してくれ、受け止めてくれる相手はいないのでは、と悩んだ時期があったようです。

そんな彼女が大学入学後に出会ったのが、江波くん。

偶然、同じ講義で隣の席になり、ふと隣を見ると、大真面目な顔をしながら、ノートにサインを練習している江波くん…。(彼は将来、有名作家になったときのサインを練習していた。)

そんな彼を見た瞬間、運命の相手と感じた清澄さん…。

彼のことを隅々まで知って、いじめてあげたい!とロックオン。

ボーイミーツガールではなく、ガールミーツボーイですね。

江波くんが困っている様子を見て、かわいいと感じる。そんな顔をずっと見るためには、どんな努力も惜しまない彼女。

あまりいないタイプのヒロインだったように思います。いわゆるヤンデレとは違いますし、サイコパスとも違うし…。

変わったヒロインが好き!って方ならすごく好きかも。

前半は、この清澄さんが、あの手この手で榎並くんを困らせようするやりとりがなんだかんだで好きでした。

なので、最後のとんでも最終回は個人的には残念で…。

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最終回までの感想(ネタバレ有)

ここから先ネタバレ有。危険。

うーん、私は1話読んだ時は、かなり癖のあるヒロインと出会い、コミュ障ぼっちな江波くんとヒロインがどのように変化していくのか、楽しみだったんですよ。

最終回、なんでこうなっちゃったんだろうね。

どんどん江波くんが、ぼっちコミュ障ゆえの苦しみや局面に遭遇してしまうのです。

特に、生まれて初めてのバイトでなかなかうまくいかず、先輩の女子高生に使えないと言われてショックを受けたりするところ、好きでした。

みんなこういう経験ってあると思うんだよね。

自分もあまり器用な人間ではないので、かなり共感。

いわゆる、コミュ障なところのある主人公の成長や頑張りって、応援したくなるんですよね。

漫画「わたもて」が人気あるのもそうだと思う。

そして、女性(というか主に清澄さん)にとことん振り回されまくる江波くん。

男にとって、女とは永遠になのです。この世であなたの愛を手に入れるものはなんです。

まあこの物語、最後まで江波くんは清澄さんに振り回されまくる。

というかひたすらおもちゃにされてる話なんですが…でもあの最終回はひどいと思う。

最終回では今まで、清澄さんに焦らされ続けた江波くんが、なぜか山籠りをして心身を鍛え、小説も書きまくれるようになるというところからスタート。

…なんで?

しかもヒゲがとんでもない長さになっていて、ほんと山男。おしゃれなヒゲの伸ばし方じゃなく、清潔感ゼロヒゲ…。

あれだけ江波くんを苦しめることに喜びを感じていた清澄さんですら、ドン引きし、焦らし続けたことを謝罪する始末。

LINEも既読スルーしてたものね…。

もうこの時点で、読んでて「???」という展開だったのですが…。

その後、通りかかったサークルメンバーの女子2人とも再会。(もうサークルメンバーの名前なんて覚えてないです…。)

そのうち一人の女の子が、強風でスカートがはためくのを見て猛烈なスピードで原稿用紙に文字を書き綴る榎並くん。

すごく気持ち悪いです。

清澄さんは、江波くんがおかしくなったのは、自分が焦らしすぎたせいだと謝罪するものの、彼は「女性とはわからないもの、そして、そんな女性に惑わされたおかげで、小説を書けるようになった」と感謝を伝えます。

ここまで読んでて意味わからないでしょ?

私も書いててわけがわかりません。

私の文章能力のなさはこのブログに書き散らしているとおりなので、ぜひともこの作品を読んでブログ内容とどう違うか、その目で確認してください…。

清澄さんは、江波くんが女性を知らないことに対して、開き直ってるような態度がどうやら気に入らないご様子。

そして、唐突に、今夜家へ来ないかと誘います。サークルメンバー、つまりは他の女に子もいる前で。

しかも、彼女の両親はどうやら旅行で家にはおらず、二人きりです。

「行かない。女性を知らないからこそ小説を書ける。知らなくていい。」と拒否するものの、清澄さんから、「女性を知ったくらいで枯れる才能なのか」と挑発され、あっさり清澄さん宅へお邪魔することに。

訪問後は、初めて入る女性の部屋に感動し、インスピレーションが沸いてその場で原稿用紙に文字を書きまくる榎並くん。

そして、ここから清澄さんの攻撃が始まります。というかずっと清澄さんのターン。

江波くんはどこまで女性を知ったら小説が書けなくなるのか、と挑発。

そして、とどめに、私のことをもっと知ってみないか、と…。

江波くんは即答で拒否。

その後、なんだかんだで流されてしまい、二人はめでたく結ばれます

その斬新な表現方法は、ぜひご自身の目で確かめていただきたい。なんじゃこりゃあああ!ってなるから、、、ほんとに。

翌朝、結局小説を全く書くことができなくなってしまった江波くん。

再び悩み、苦しんでいる彼を見て、すごく嬉しそうな清澄さん

「あなたは、苦しんでいる僕が好きなんですね。」

「うん。大好き。」

HAPPY END 

この漫画、なんだったんだろう…。結局他のサークルメンバーのことも放り投げたね…。

他のサークルメンバーのこと、何一つ印象に残りませんでした汗

物語の途中から急にハーレムになったかと思いきや、お色気展開を持ってきたところで、おそらく大半の読者は「あ、これ打ち切りパターンじゃ…」って戸惑ったんじゃないかなぁ。

最終巻となる3巻では、少しはその後?が描かれるのでしょうか…。

まあ、この物語は、どちらかといえば、今まで誰からも自分の趣向が理解されることのなかった、というか異端だった清澄さんが救われる?話だった…のかな…。

他人の困っている、悩み苦しんでいる顔が好き。そして、あがいて苦しんでいなくては、面白くないという常人とはずれた価値観。

そして、そんな自分がずれているという自覚はあったようですし…。

そんな彼女が、いじめつづけたくなるほどに大好きになった人から、最後の最後で受け入れてもらえた。救ってくれた、というふうに考えることもできるかも。

でも榎並くんは清澄さんのことを好き、というよりかは全て清澄さんに振り回されて流されるまま、というのが、なんというか…なんだかな~。

私はとんでもねえ最終回が読みたいんだ!という人は、全3巻ですし、おすすめ…かなぁ…。

こんな記事も書いてます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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